「夏、駆け抜けてビー玉!」をふりかえる②

【②私の心と人とお芝居について】

今回は自分語りもりもりですよ〜!!!

サンリミットさん・ビー玉座組とのかけがえない出会い、お芝居を通して気づいたこと、救われたこと……思い浮かぶまま書き残していこうと思います。

 

 

まずはじめに書きたいのは、やっぱりサンリミットさんとの出会いですよね!

このご縁は、ビー玉の大切な仲間であり、バイト先のかわいい後輩である美里ちゃんが繋いでくれました。何度でも言うよ、美里ちゃんほんとにほんとにほんと〜〜〜にありがとう!!!!!!!!!!

彼女の紹介で「ピーマンのない回鍋肉」と「廻る木馬」を観劇いたしました。最高だった。最前列ど真ん中ボロ泣き女になってました。

ピーマンでは、ギャグからシリアスまで変幻自在のゆうかさん・ゆいさんコンビを見て、ひとが表現できるものの幅ってこんなに広いんだ!と感動したのを覚えています。

そして木馬では、美里ちゃんが可憐なヒロイン・彩として舞台上で懸命に生きる姿を見て、ものすごく刺激を受けて……あぁ表現したい、という衝動を感じたんです。もうとにかく私もお芝居をやりたい!と強く強く思って、そのことを美里ちゃんに話したら、「じゃあやってみませんか花蓮さん!」と。そんなこんなで萌先生のご連絡先を伺ってメッセージをお送りし、次公演のお話をいただき、気がついたら幸子になってたというわけです()

 

右も左も分からない私を快く迎え入れてくださったサンリミットさんには、感謝しかありません。はじめの頃は(当たり前っちゃ当たり前なのかもしれませんが)思い出すと鳥肌立っちゃうくらい酷いお芝居だったと思います……が、サンリミットの御三方が優しくご指導くださったおかげで、楽しみながら成長することができました。

貴也さんは私の言わんとするところを演技の中からしっかりとキャッチして、いいところをたくさん褒めつつ的確な指示・ご助言をくださいました。真衣さんは、お稽古がスムーズに進むよう事務処理を確実に執り行いながらも、演技面では目線や身体の動きなど客観的でわかりやすいアドバイスをくださいました。萌先生は、いつも明るい笑顔とポジティブな言葉で、自信を持ってお稽古に臨めるよう支えてくださいました。本当に恵まれた環境でお芝居を始めることができたなぁ、と、振り返ってみて改めて思います。

貴也さん、真衣さん、萌先生、ありがとうございました。これからもよろしくお願いします!

 

 

こんなに素敵な場所でお稽古ができるなんて、私は幸せ者です。

にも関わらず!実は!

4月に入ったあたりから、私は人生一と言えるほど爆病みしておりました!

お仕事、家庭、自分の在り方などなど、諸々考えるところがありまして、言ってしまえば生きること自体がものすごーーーくしんどくなってました。喉元過ぎれば何とやらで、今思えば強烈な独りよがりだったんだと思いますけどね!でも当時は本気で、「今が潮時……人生の引き際か……」な〜んておばかなことを毎日毎日考えては泣き、寝られず起きられず食べられず笑えずの踏んだり蹴ったりライフをよろよろ歩んでいたのです。自分は忌わしい存在だ、自分がいるから周りが不幸になる、一刻も早くこいつを抹消しなければ……みたいな強迫観念が脳裏にこびりついて、自分のことがどうにも嫌いで嫌いでしょうがなかった。

そんな中でも、お稽古に行くと気持ちが軽くなったし、お芝居をしている間は楽しむことができていました。

ただ……5月あたりから、自分嫌いの自分が、唯一の居場所だったお芝居にまで踏み込んできやがりまして。正直あんまりこの辺りの記憶がないのですが、たしか自分のありのままの感情がまるごと分からなくなって、表現をしようにもそのエッセンスが全く掴めない状態になってしまってたんだと思います。本当にからっぽでなんにもできなくなっちゃって、でもお芝居という居場所を絶対失いたくなくて、ここに居させていただくためにはとにかく正解を出さなくてはいけないと思い込んで、いつの間にか楽しむことよりも、じょうずに成立させることばかりを考えるようになっていました。

 

そんな私の視界を広げてくださったのは、サンリミットの御三方と共演者のみなさまでした。

「やりたいようにやってごらん」「大丈夫だよ」「元気出して」「花蓮さんの幸子が好きです」「一緒に駆け抜けましょう」「しんどかったね、がんばったね」「楽しめばいいんだよ」「安心してもっと任せて。ちゃんと見てるから」

みなさまからいただいた温かい言葉たち、ひとつひとつ覚えてます。(ちなみに、いただいたジュースも珈琲もお菓子も塩分補給タブレットも焼きおにぎりも覚えてます())

共に舞台を創り上げる者のひとりとして認識してもらえている、見てもらえていることが、どれほど心強く嬉しく幸せだったことか。「もしかして、自分を傷めつけながら正解を出さずとも、私はここにいていいのかもしれない」みなさまと創るお芝居がそう思わせてくれました。

みなさまの温かさに触れるうち、殻に閉じこもって何も見ていなかった自分に気づきました。ちゃんと見てもらえていると感じられたからこそ私も少しずつ見ることができるようになっていったんです。見たい、と思えるようにもなりました。今私が、もっともっと色んな人の色んな世界を見てみたいと思えているのも、ビー玉座組のみなさまとの出会いがあってこそです。

こんな私のことを、ありのまま受け容れ、関わってくださったみなさま。どれだけ感謝してもしきれません!ありがとうございました。

 

 

お芝居と、優しさ溢れる素敵な人たちとの出会いは、現在進行形で私の人生を豊かにしてくれています。

勇気を出してお芝居を始めてよかったと心から思うし、私のお芝居のはじまりにビー玉があるということが、嬉しくって仕方ないのです。

 

 

クソデカ激重感情をぶちまけたところで、今回はおしまい。次回まとめをします!……まとまるのかな……